先日アースソフトのPT2を購入し(http://whitewater.blog.shinobi.jp/Entry/288/)、これを使用しているのだが、この製品がすこぶる調子が良い。
PT2自体は単なるパソコン用のPCIボードのチューナーボードで、地デジ放送とBS/CS放送のスクランブルがされたままの放送データをパソコンに取り込むだけの機器で、スクランブルが解除されていないから、そのままではTVを見ることは出来ない。
ところがB-CASカードをICカードリーダに入れて、有志がネットに公開しているソフトを用いると地デジ放送とBS/CS放送のスクランブルが解除されてTVを見ることができる。
そうして録画したスクランブルが解除されたデータには余計なガードが掛かっていないから、その後の利便性が格段に良い。
別に、個人での楽しみを超えて違法なことをしようとしているわけではなく、保存して見たいときに見たりして楽しむだけなのだが、PT2で録画すれば簡単にDKで保存も出来るし、表示ソフトや表示デバイスに制約されることがない。
つまり、市販のTVボードで録画したDK上の録画データだと、仮にTVボードが壊れると、たとえ同一のTVボードを用意しても再生することさえも出来ない。
そもそもTV放送にガードをかけているのは日本だけみたいだし、以前のアナログの時には普通に出来たことが技術が進歩すると出来ない(出来なくする)、というのは利用者には合点がいかない話である。
昨年、納税申告をパソコンでするためにICカードリーダを買った(買わされた)のだが、このカードリーダが年1回の確定申告を送信するときの本人証明の時しにしか使われず、なんか理不尽な物を買わされた感じがしていたのだが、そんなカードリーダがここで役に立つようになってきた。
それからPT2は4波チューナで最大4チャンネルの同時録画が出来る。
と、ここまでは良いことずくめなのだがPT2を生産しているアースソフトでは既に、PT2の生産・販売を終了することを表明していて(続いてPT3が出るかは不明)、そうなると気に掛かることは今使用しているPT2が壊れたときのことである。
そんなわけで今日、もう1台、予備のPT2を注文した。
念願が叶ってやっとPT2(http://pt2wiki.from.tv/index.php?What)を手に入れることが出来た。
早速インストールして使ってみたのだがとても具合がいい。
今までのピクセラの地デジボードの場合だとパソコンで録画して大画面のテレビで見ようとすると、著作権保護が働いてセカンドディスプレイのテレビには出力させることが出来ず、最低限のこととしてBlu-Rayに焼いてから、そのBlu-Rayを再生させてテレビに出力させて見る、ということになる。
それから、残しておきたい録画があると、一旦、Blu-Rayに焼いて、次にBlu-Rayのコピーガードを外すおまじないをしてディスクにコピーをして戻すといったどうもばかばかしい手間がいる。
処理そのものはパソコンがするので手間は掛からないのだが、時間が掛かるし、何しろ地デジの著作権保護が、無駄にがんじがらめで、音を聞くのだけでさえもディスプレイを点けておかなければならない(音だけを聞いて、ディスプレイを消すと不正視聴してると判断して視聴ソフトが止まってしまう)し、それから、その音さえも、せっかくの5.1チャネルの放送であっても光ディジタル出力をさせることが出来ず、アナログの2チャネルでしか再生できない。
ということは地デジ以外のときに、いちいち再生ディバイスを切り替えるわけでもないから、地デジのためにディジタル出力が無駄にさせられていた。
それがPT2だと、今度は録画が終わった段階であらゆるガードが外れているし、パソコンで録画した物が直ちにセカンドディスプレイのテレビに出力させることが出来るし、音も良い。