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映画(ルワンダの涙 原題:SHOOTING DOGS)を見た。1994年のルワンダの大量虐殺をテーマとした映画でルワンダの首都キガリにある公立技術学校が舞台。
ここに、西洋人のカトリックの神父と英語教師とそれに国連軍が駐留していて、付近で虐殺が始まると同時にツチ族が3000人ぐらい逃げ込んでくるのだけど、「監視(見ているだけ)」を目的とした小規模の国連軍にはなすすべもなく、結局、国連軍も現地人を残し最後には撤退し(このとき英語教師も撤退するわけだが)、自ら1人残った西洋人のカトリックの神父はトラックに子供を乗せ(自らは殺されてしまうのだが)何人かの子供を救う、そして数年後に、この時に救われた子供の1人が英語教師と再会する。
といったストリーなのだが、国連軍が撤退したあとの公立技術学校では2500以上が虐殺され、そして、この年の4月~7月で80万人以上のルワンダ人が虐殺されたと云うルワンダの大量虐殺を描いた映画。
ちなみに原題の「SHOOTING DOGS」と云うのは、公立技術学校から至近距離で殺された死者の身体をついばむ野良犬をねらい撃つ際の国連兵士の行動を指す(遺体を犬が食い散らすのを避ける為)のだが、虐殺の加害者であるフツ族に対しては発砲を禁止されていて虐殺自体を阻止できない国連の兵士による犬の射撃を異常な状況の象徴としている。
映画としては前に見た「ホテル・ルワンダ」と同様のなのだが遠い国で起きたこととは云っても、なんとも云いようがない感じになる。

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