まず、N-03Aに代えて良かった点だが私の場合、携帯はズボンの左の前ポケットに入れるのだが、わりとピッチリしたパンツの左の前ポケットに入れて自転車のペタルを漕いでも携帯がかさばらなくて、軽くなって快適である。
それから、以前の携帯と比べて格段に良くなったのが1セグの感度。以前の携帯はアンテナが外部アンテナでもあり、所詮1セグとはこんなものかと思っていたのだが、N-03Aの場合、アンテナが内蔵でアンテナをのばして感度の良い方向を探すといったことも不要で、以前の携帯に比べて格段に感度が良いし1セグの録画までも出来る。
「携帯で録画して、それを携帯で見る」というシチュエションの方はピントこないのだが、ここまで1セグが実用的だとすると液晶をひっくり返して見ることが出来ない携帯端末を購入したことがちょっと悔やまれる気もする。
1セグを録画して見ることも無いだろうが、1セグの感度が良くなって直ぐに起動できる(我が家のTVより起動してから表示されるのが早い気がする)というのは、ちょっとニュースや天気予報を見たいときに重宝するし、出先での暇つぶしに面白そうである。
とはいってもスピーカーはいただけない。
スピーカーが液晶面の裏面の蓋側に付いていて、タダでさえ小さい音が、液晶でTVを見ている人の反対側に向かってわめいているのである。
それから、Officeファイル(WordやExcel)を表示することは出来るのだが、Excelファイルのビュアー機能(表示機能)はお粗末で、F904iで見れたファイルがメモリー不足で見れなかったり、ちょっとした計算式などが入った表は”この表は対応していません”と表示されて終了する。
このために、メモリー不足で見れないExcel表は半分づつに分けたり、”この表は対応していません”と言われる表は、計算式が入ったりしないように値だけをコピーして別のExcelファイルに作り直して読み見込ませるといった工夫が必要になった。
ただ、一旦、読み込めさえすれば、携帯の画面でWordやExcelのファイルを見るために拡大したりする時の操作性は良い。
それから、動画の表示に関しては全くのお粗末。
カタログはQVGA液晶(240×427ドット)との表記なので、間違いとは言えないのだが、つまりQVGAは Quarter-VGAの意味で、240×320で『4:3』なのだが、N-03Aの液晶ドットは約240×427ドットの『16:9』なのである。
それでもって動画を表示する場合、240×427ドットの液晶に、240×320ドットしか表示しないから、左右が黒く欠けるわけである。
それからF904iにはあったのだが、表示を拡大する機能が無いから、どうしようも無い。
『4:3』のソースを見ているときはまだしも、今主流の『16:9』のソースの動画を見ると、横の16比の部分を液晶(427ドット)の真ん中部分の320ドットに狭く表示して、それでもって縦横比を維持して表示するから縦の部分までも上下に黒帯が入る。
つまり、『16:9』のソースの動画は3インチの液晶の真ん中の1.5インチ程度に表示させることしか出来ないのである。
1セグ表示、1セグ録画を表示させたときは3インチの液晶を全部使って表示されるが(厳密に言えば、気にならない程度で若干左右の表示が欠けるが)、何ともお粗末な作りである。
それから私自身は最近、携帯電話に多機能は求めなくなってきていて、薄くて、軽くて、まあ、電話とメールと、
メモ代わりに使うカメラと、あとはカレンダー表示や電卓など、そこそこのものが付いていれば、それ以上には余計なものは付いていない方が良いかな、という感じになってきている。
ということで、最近、気になっているのがイー・モバイルのスマートフォンのTouch Diamondの後続機。
これだと端末だけでネットにアクセス出来るし、出先でパソコンがあればコードを繋がなくてもBluetoothで繋いでパソコンからアクセスも出来る。
それからイー・モバイルの良いところは、スマートフォンからネットにアクセスしても、パソコンからスマートフォンを使ってネットにアクセスしても料金体系が範囲ないで変わらないこと。
そして通信内容にもドコモみたいに制限が無く使いやすそうなのだが、ドコモと比べると若干エリアが狭そうである。
あと、ドコモのUSBタイプのL-05Aも、ハンドヘルドPCを用いずに、PCからに固定できるのなら良いかも。